お知らせ

雷除大祭・悪病除札 授与のお知らせ

火之御子神社例祭( 雷除大祭 )

■平安京の天門に鎮座する祓いと清めの聖地・北野天満宮

御祭神菅原道真公の慰霊による御霊信仰に始まる当宮は、平安京の北西「天門」に位置する北野の地に鎮座し、古くより厄除けや疫病退散・災難除けが盛んに祈願された神社として篤い崇敬を受けてきました。その信仰の一篇は現在も当宮の年中行事、神事に見ることができます。
例えば、平安京の天門に祀られた御霊信仰としての社・三光門と北極星の信仰・節分での四方参りにおける鬼やらいの最終地点・雷除大祭における厄災、疫病、天災を退ける信仰・梅花祭に見る厄除信仰・御手洗祭における清祓の信仰・御本殿内部の桃の彫刻に見る邪気祓いの信仰・太刀鬼切丸に伝わる厄除伝説など枚挙にいとまがなく、年間を通して斎行される当宮の神事や行事は全て、天門の聖地「北野」に由来する祓いと清め・邪気消除に通づる信仰によるものであります。

■災厄・疫病・天災を祓う北野古来の古社・火之御子社

中でも、御祭神に火雷神をお祀りした当宮摂社火之御子社は、本社北野天満宮の鎮座年である天暦元年(947)以前よりこの地にあり、「北野雷公」と称えられ、災難・雷電・火難・五穀の守護として、朝廷より厚く崇敬されてきた古社であります。その由緒は古く、元慶年間(877〜885)に、藤原時平(右大臣)の父基経(太政大臣)が五穀豊穣を祈願され、延喜4年(904)には、藤原左衛門督を使として御祭を斎行された記録も残る古社です。

■雷は「災いの象徴」雷除大祭は厄災・疫病・天災を除ける祈願祭

昨今続く新型コロナウイルス感染症は、全世界に影響を与えましたが、遡ること平安時代、国都・平安京でも様々な疫病が流行り、雷が頻発するなどの天災が起こり、民衆を苦しめていました。人々はこの疫病をはじめとする災いを収めるため、あらゆる手立てを講じ、厄災を鎮め祓うために神に祈りました。御霊信仰が社会通念として浸透していた平安時代において、落雷による雷は、「厄災の象徴」と考えられ、朝廷では身に降りかかる種々の災いに対し、災難除け・雷除けが盛んに祈願されました。中でも北野天満宮は災いから都を守護する皇城鎮護の社として人々から崇敬されたと伝わります。
御霊信仰の重要な社であった当宮の摂社火之御子社の信仰は、単に「雷を除ける」だけの意味ではなく、一方で雷を「災いの象徴」と捉えた人々の穏やかで安息の日々を願い、厄災・疫病から身を守り、祓う(除ける)祈願を意味するものとして信じられ、厚く信仰されてきました。
このような信仰のもと、本年の雷除大祭は昨年同様、従来の雷除け祈願はもとより、疫病の一日も早い収束と氏子崇敬者、参詣者の皆様の健康と安全を願い、祭典の執行と雷除け守札の授与を行います。

火之御子神社は北野天満宮の摂社で『北野雷公』と称え祀られ、五穀豊穣・各種産業の繁栄を導き、雷除・火難・悪疫除・疫病除の守護神として古来より崇敬の篤い神社です。

一、祭典日時  令和5年6月1日(木)早朝(秘儀に付、非公開)

一、参拝時間

開門 午前6時00分

閉門 午後5時(予定)

駐車場 午前6時00分〜午後16時30分

一、授与所受付 開門〜午後4時30分

一、祈祷受付  午前9時〜午後16時00分

一、特別授与品

悪疫除札   初穂料 1体  800円

雷除御札   初穂料 1体  350円

雷除御守   初穂料 1体  350円

雷除袋入御守 初穂料 1体  600円

茅の輪守   初穂料1体  500円

一、特別祈祷  お一人様5,000円より(団体・会社の御祈祷も受付可。)

一、郵送受付  御守・御札、御祈祷の初穂料と送料(志納)を現金書留にて北野天満宮までご送付下さい。(守札等は6月1日以降、準備が整い次第発送致します。)

◎ご依頼の必要事項

・御守、御札のご依頼(ご希望の御守・御札の種類、数量、住所・氏名・電話番号)

・御祈祷のご依頼 (御祈祷の内容(願意)、住所、氏名、生年月日、電話番号)

※昨年に引き続き、上記内容を令和5年6月1日(木)より6月30日(金)まで、受付させて頂きます。

お問い合わせ 〒602-8386京都市上京区馬喰町 北野天満宮

電 話 075-461-0005


 

 

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開門時間

7時〜17時

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