通りゃんせ♪ 天神さまの寄り道事典

伝説から、お参りに役立つハウツー、おもしろエピソードなど、
北野天満宮と北野界隈のうんちくやトリビアをご紹介。お参りが楽しくなる豆知識の事典です。

第2話 天神さんの市

毎月25日の「天神さんの市」は、東寺の「弘法さんの市」(毎月21日)とならんで、京都で最も大きな市(縁日)の一つです。この日は朝から、参道や境内の周りに、骨董品、植木、食べ物、古着、手作りの工芸品等を売るさまざまな露店が、ところ狭しと立ち並びます。

天満宮の鎮座する北野という地は、もともと農耕信仰が盛んなところで、天神市でも当初は農耕器具や用具が売られていたといいます。そうした名残を今も少しですが、植木店の充実などに見ることが出来ます。

市の開かれる25日という日付は、天神信仰にとって大切な意味を持っています。天満宮がお祀りする菅原道真公がお生まれになったのは、承和12年(845)6月25日、そして太宰府にてお隠れになったのが延喜3年(903)2月25日。どちらも25日なのです。そうした背景もあり、毎月25日の月命日にお参りする参拝者も多く、次第に市が立つようになりました。毎年1月25日を初天神(はつてんじん)、12月25日を終天神(しまいてんじん)といい、特にこの両日は格別の賑わいを見せます。

早朝6時頃から始まる天神さんの市は、朝は骨董商やコレクターなど玄人の方が多く独特の雰囲気がありますが、次第に地元の方や観光客の方などで賑わいフリーマーケット的な雰囲気を見せます。また日没後も、350の石灯籠と250の釣灯籠に火が入れられ、北野天満宮神若会による太鼓の奉納が行われるなど、ひと味違った幻想的な雰囲気のもとお参りいただけます。

ぜひさまざまな顔を見せる25日の天神さんの市の日にお参りくださいませ♪

 

 

 

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第2話 天神さんの市
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